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小作
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こさく
ふりがな文庫
“
小作
(
こさく
)” の例文
だれも人のついていない馬が、ひとりであるいてきて、
小作
(
こさく
)
のお米を
三俵
(
さんびょう
)
もはこび込んできたというので、
長者屋敷
(
ちょうじゃやしき
)
の人たちはびっくりしました。
たにしの出世
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
容貌
(
きりよう
)
のわるい
妻
(
つま
)
を
持
(
も
)
つぐらゐ
我慢
(
がまん
)
もなる
筈
(
はづ
)
、
水呑
(
みづの
)
みの
小作
(
こさく
)
が
子
(
こ
)
として一
足
(
そく
)
飛
(
とび
)
のお
大盡
(
だいじん
)
なればと、やがては
實家
(
じつか
)
をさへ
洗
(
あえあ
)
はれて、
人
(
ひと
)
の
口
(
くち
)
さがなし
伯父
(
そぢ
)
伯母
(
おば
)
一つになつて
嘲
(
あざけ
)
るやうな
口調
(
くてう
)
を
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
此
(
これ
)
さうだことしてお
内儀
(
かみ
)
さん
處
(
とこ
)
へも
小作
(
こさく
)
の
借
(
さがり
)
も
持
(
も
)
つて
來
(
き
)
ねえで
濟
(
す
)
まねえんですが、
嚊
(
かゝあ
)
が
單衣物
(
ひてえもの
)
も
質
(
しち
)
に
入
(
せ
)
えてたの
出
(
だ
)
して
遣
(
や
)
つたんでがすがね、
畑
(
はたけ
)
へなんぞ
出
(
で
)
んのにや
餘
(
あんま
)
り
過
(
す
)
ぎ
物
(
もの
)
なんだが
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
※
(
あね
)
にや
到頭
(
たうとう
)
小作
(
こさく
)
に
持
(
も
)
つてくべと
思
(
おも
)
つてたの一
俵
(
ぺう
)
ぺてんに
掛
(
か
)
けられたことあんですから、
自分
(
じぶん
)
のが
始末
(
しまつ
)
すれば
直
(
すぐ
)
返
(
けえ
)
すからつて
持
(
も
)
つて
行
(
い
)
つてそれつ
切
(
き
)
りなんでさ、わし
等
(
ら
)
嚊
(
かゝあ
)
生
(
い
)
きてる
頃
(
ころ
)
なもんだから
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“小作(小作制度)”の解説
小作制度(こさくせいど)とは、農民が生産手段としての土地をもたず、その土地の所有者や占有者から土地の使用権を得て農作物の生産に従事する制度。小作制度は土地の性格あるいは所有権や占有権の性格の差異によって多様な様相をもつ。
(出典:Wikipedia)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
作
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“小作”で始まる語句
小作人
小作米
小作料
小作女