“こさく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小作60.0%
古作40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これさうだことしてお内儀かみさんとこへも小作こさくさがりつてねえでまねえんですが、かゝあ單衣物ひてえものしちえてたのしてつたんでがすがね、はたけへなんぞんのにやあんまものなんだが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
あねにや到頭たうとう小作こさくつてくべとおもつてたの一ぺうぺてんにけられたことあんですから、自分じぶんのが始末しまつすればすぐけえすからつてつてつてそれつりなんでさ、わしかゝあきてるころなもんだから
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
桑原苾堂、名は正瑞せいずゐあざな公圭こうけい、通稱は古作こさくである。天明四年に生れ、天保八年六月十八日に歿した。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
宛名あてな苾堂ひつどう桑原氏くわばらうじ、名は正瑞せいずいあざな公圭こうけい、通称を古作こさくといった。駿河国島田駅の素封家で、詩および書を善くした。玄孫喜代平きよへいさんは島田駅の北半里ばかりの伝心寺でんしんじに住んでいる。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)