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寒村
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かんそん
ふりがな文庫
“
寒村
(
かんそん
)” の例文
自分の夢ははたして綺麗に
拭
(
ぬぐ
)
い去られるだろうか。自分ははたしてそれだけの信念をもって、この夢のようにぼんやりした
寒村
(
かんそん
)
の中に立っているのだろうか。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
これはわが
國
(
くに
)
にてはいかなる
寒村
(
かんそん
)
僻地
(
へきち
)
にも
普及
(
ふきゆう
)
してゐる
注意事項
(
ちゆういじこう
)
であるが、かような
地割
(
ぢわ
)
れの
開閉
(
かいへい
)
に
關
(
かん
)
する
恐怖
(
きようふ
)
は
世界
(
せかい
)
の
地震地方
(
ぢしんちほう
)
に
共通
(
きようつう
)
なものだといつてよい
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
城下を離れた
寒村
(
かんそん
)
の一事件として、どこまでも
小限度
(
しょうげんど
)
にとめておきたい意向がうかがわれる。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今や我が国
都鄙
(
とひ
)
到
(
いた
)
る処として
庠序
(
しょうじょ
)
の設けあらざるはなく、
寒村
(
かんそん
)
僻地
(
へきち
)
といえどもなお
咿唔
(
いご
)
の声を聴くことを
得
(
う
)
、
特
(
こと
)
に女子教育の如きも近来
長足
(
ちょうそく
)
の進歩をなし、女子の品位を高め
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
本當
(
ほんたう
)
に
奇妙
(
きめう
)
な
事
(
こと
)
だと
思
(
おも
)
つて
居
(
を
)
ると、
或
(
ある
)
日
(
ひ
)
の
事
(
こと
)
、ウルピノ
山中
(
さんちう
)
とて、子ープルスの
街
(
まち
)
からは
餘程
(
よほど
)
離
(
はな
)
れた
寒村
(
かんそん
)
の、
浮世
(
うきよ
)
の
外
(
そと
)
の
尼寺
(
あまでら
)
から、
一通
(
いつつう
)
の
書状
(
てがみ
)
が
屆
(
とゞ
)
きました、
疑
(
うたがひ
)
もなき
亞尼
(
アンニー
)
の
手跡
(
しゆせき
)
で
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
かゝる
寒村
(
かんそん
)
なるにがそりん・ぽんぷ
一臺
(
いちだい
)
備
(
そな
)
へつけてあるのだといふ。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
“寒村”の意味
《名詞》
寂れた村。貧しい村。
(出典:Wiktionary)
寒
常用漢字
小3
部首:⼧
12画
村
常用漢字
小1
部首:⽊
7画
“寒”で始まる語句
寒
寒気
寒氣
寒空
寒風
寒冷
寒々
寒竹
寒鴉
寒天