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委
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くはし
ふりがな文庫
“
委
(
くはし
)” の例文
嗚呼、
委
(
くはし
)
くこゝに寫さんも要なけれど、余が彼を愛づる心の俄に強くなりて、遂に離れ難き中となりしは此折なりき。
舞姫
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
云聞せ
明朝
(
みやうてう
)
は其家に至り尋ぬべしと云れたり
翌朝
(
よくてう
)
夫婦共に彼是と
世話
(
せわ
)
し
件
(
くだん
)
の
茗荷屋
(
みやうがや
)
源兵衞の町所を
委
(
くはし
)
く
書認
(
かきしたゝ
)
めて渡されしにぞ寶澤は
態
(
わざ
)
と
嬉
(
うれし
)
げに書付を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
折など捧侍りし者立帰りしまゝ、各御有さまを
委
(
くはし
)
く尋ぬるに、亀山本丸にをしこめまいらせ、中/\われ/\かやうなるものも、三の丸より不
レ
入よしなれば、少将思ひ絶たりし也
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
東五郎猶その村その人をも
尋
(
たづね
)
きけば、鶴を
助
(
たす
)
けたる人は東五郎が
縮
(
ちゞみ
)
を売たる家なれば、すぐさまその家にいたり
猶
(
なほ
)
委
(
くはし
)
く聞て、さて国の
土産
(
みやげ
)
にせん、
穀
(
もみ
)
を一二粒
賜
(
たま
)
はれかしと
乞
(
こひ
)
ければ
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
嗚呼、
委
(
くはし
)
くこゝに写さんも要なけれど、余が彼を
愛
(
め
)
づる心の
俄
(
にはか
)
に強くなりて、遂に離れ難き中となりしは此折なりき。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
次の間に
寢入
(
ねいり
)
し
風
(
ふう
)
の吉兵衞は
委
(
くはし
)
く聞取り扨こそ案に
違
(
たが
)
はざりし山賊の
張本
(
ちやうほん
)
なりけり
斯
(
かく
)
深々
(
ふか/″\
)
と
穽
(
あな
)
の内に落し身の
今更
(
いまさら
)
迯
(
にげる
)
とも
迯
(
にが
)
さんや去乍ら大望のある身を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
東五郎猶その村その人をも
尋
(
たづね
)
きけば、鶴を
助
(
たす
)
けたる人は東五郎が
縮
(
ちゞみ
)
を売たる家なれば、すぐさまその家にいたり
猶
(
なほ
)
委
(
くはし
)
く聞て、さて国の
土産
(
みやげ
)
にせん、
穀
(
もみ
)
を一二粒
賜
(
たま
)
はれかしと
乞
(
こひ
)
ければ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
奧へ通さぬは如何なる
譯
(
わけ
)
なるや知つてならば
咄
(
はな
)
すべしと尋ねければ
流石
(
さすが
)
は
丁稚
(
でつち
)
のことゆゑ
酒
(
さけ
)
肴
(
さかな
)
に
釣
(
つら
)
れ其事柄は
委
(
くはし
)
き譯を知ね共先生よりお浪さんへ
艷書
(
ふみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
壽阿彌の手紙の
宛名
(
あてな
)
桑原苾堂が何人かと云ふことを、二宮孤松さんに由つて
略
(
ほゞ
)
知ることが出來、置鹽棠園さんに由つて
委
(
くはし
)
く知ることが出來たので、わたくしは正誤文を新聞に出した。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
委
常用漢字
小3
部首:⼥
8画
“委”を含む語句
委曲
委細
委敷
委員
委託
委蛇
源委
委曲詳細
委任
委積
委員会
委嘱
心委
委托
委細承知
出委
委陀
委却
市内衛生会委員
赤露非常委員会
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