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大概
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おほよそ
ふりがな文庫
“
大概
(
おほよそ
)” の例文
考へ居たりしが
大概
(
おほよそ
)
丑刻
(
やつ
)
時分
(
じぶん
)
とも思ふ頃
密
(
そつ
)
と起上り
寢床
(
ねどこ
)
にて
甲懸
(
かふがけ
)
脚絆
(
きやはん
)
迄も
穿
(
はき
)
率
(
いざ
)
と云へば
逃出
(
にげだ
)
すばかりの支度をなし夫より後藤が
寢
(
ね
)
たる
側
(
そば
)
に
指
(
さし
)
より宵の
酒宴
(
さかもり
)
の時見て置きたる胴卷の金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
竿の長さは鼠頭魚釣りに用うべき竿の
大概
(
おほよそ
)
の定めの長さ一丈一尺だけ有りながら、其重さの
旧
(
もと
)
より用ゐしものに比べてはいと軽きもまた好ましき一つなれば、我が心全く足りて之を
購
(
か
)
ひつ
鼠頭魚釣り
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
さゝれしにぞ
吉
(
きち
)
三郎は
彌々
(
いよ/\
)
顏
(
かほ
)
を赤うして
差俯向
(
さしうつむき
)
居
(
ゐ
)
たり
大岡殿
(
おほをかどの
)
大概
(
おほよそ
)
是
(
これ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
御覽
(
ごらん
)
じ
大概
(
おほよそ
)
察
(
さつ
)
しられ
如何
(
いか
)
に
菊
(
きく
)
此越前守
(
このゑちぜんのかみ
)
媒酌
(
なかうど
)
となり
頓
(
やが
)
て吉三郎に
添
(
そは
)
せ
遣
(
つか
)
はすべし
隨分
(
ずゐぶん
)
安堵
(
あんど
)
して
居
(
ゐ
)
よと
和
(
やは
)
らかに言れければ吉三郎も
傍
(
そば
)
よりお
菊殿
(
きくどの
)
何故
(
なにゆゑ
)
に明白に
云給
(
いひたまは
)
ぬ
御身
(
おんみ
)
まで
匿
(
かく
)
されては
我等
(
われら
)
何時
(
いつ
)
か
御免
(
おゆるし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“大概”の意味
《名詞・形容動詞》
大要。概略。あらまし。
凡そのもの、大部分。
一般的。普通。よくあることがら。
いい加減。ほどほど。
それなりにひどいさま。かなり悪いさま。
《形容動詞》
一般的に、ほとんど。
多分、おそらく。
すっかり。
そのくらいで、そろそろ。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
概
常用漢字
中学
部首:⽊
14画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大方
大丈夫
大勢