“甲懸”の読み方と例文
読み方割合
かふがけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
考へ居たりしが大概おほよそ丑刻やつ時分じぶんとも思ふ頃そつと起上り寢床ねどこにて甲懸かふがけ脚絆きやはん迄も穿はきいざと云へば逃出にげだすばかりの支度をなし夫より後藤がたるそばさしより宵の酒宴さかもりの時見て置きたる胴卷の金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
改めくれよと云れて亭主若い者一同立懸たちかゝり半四郎の夜着よぎまくり見れば甲懸かふがけ脚絆きやはんまで穿はき旅支度たびじたくをなし居けるゆゑ能々よく/\是を見て大いに驚き此盜人は御客樣貴方の御連なりといふに半四郎も能々よく/\顏を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)