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壽命
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じゆみやう
ふりがな文庫
“
壽命
(
じゆみやう
)” の例文
新字:
寿命
食べた物が少かつたのか、こればかりはまだ
壽命
(
じゆみやう
)
を燃やし切らず、身體も動かず聲も立てませんが、頼りない眼を開いてまぶしさうに
四方
(
あたり
)
を見廻します。
銭形平次捕物控:011 南蛮秘法箋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
したか知ぬほんに一時に十年ばかり
壽命
(
じゆみやう
)
を
縮
(
ちゞめ
)
たと
怨
(
うら
)
みを云ば清兵衞否モウ其話は何か
己
(
おれ
)
に
負
(
まけ
)
てくれ
往昔
(
むかし
)
の樣に
蕩樂
(
だうらく
)
をして貴樣の
厄介
(
やくかい
)
に成には
勝
(
まし
)
だらう實は此樣に仕上た身上を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
雲飛
(
うんぴ
)
は三年の
壽命
(
じゆみやう
)
位
(
ぐらゐ
)
は
何
(
なん
)
でもないと
答
(
こた
)
へたので老叟、二本の
指
(
ゆび
)
で一の
竅
(
あな
)
に
觸
(
ふれ
)
たと思ふと石は
恰
(
あだか
)
も
泥
(
どろ
)
のやうになり、手に
隨
(
したが
)
つて
閉
(
と
)
ぢ、
遂
(
つひ
)
に
三個
(
みつゝ
)
の
竅
(
あな
)
を
閉
(
ふさ
)
いで
了
(
しま
)
つて、さて言ふには
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
一身
(
いつしん
)
つかれて
痩
(
や
)
せに
痩
(
や
)
せし
姿
(
すがた
)
、
見
(
み
)
る
兄君
(
あにきみ
)
の
心
(
こヽろ
)
やみに
成
(
な
)
りて、
醫藥
(
いやく
)
の
手當
(
てあて
)
に
手
(
て
)
づからの
奔走
(
ほんそう
)
いよいよ
悲
(
かな
)
しく、
果
(
はて
)
は
物言
(
ものい
)
はず
泣
(
なみだ
)
のみ
成
(
な
)
りしが、
八月
(
やつき
)
の
壽命
(
じゆみやう
)
此子
(
このこ
)
にあれば、
月足
(
つきた
)
らずの、
聲
(
こゑ
)
いさましく
揚
(
あ
)
げて
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「良い女の子が死ぬ度毎に驚かされた日にや、
壽命
(
じゆみやう
)
の毒だよ」
銭形平次捕物控:295 万両息子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
壽
部首:⼠
14画
命
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“壽”で始まる語句
壽
壽屋
壽詞
壽司
壽歌
壽齋
壽阿彌陀佛
壽哉
壽樂
壽永