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國語
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こくご
切に
希ふ
所は、わが七千
餘萬の
同胞は、
亘に
相警めて、
飽くまでわが
國語を
尊重することである。
『四
海を
家とする』ほどの
廣い
心持もない。
國語と
風俗と
人種との
關係上、
世界の
有らゆる
國民、
有らゆる
人種に
對して、『一
視同仁』といふほどの、
全く
同じ
親しみを
感じ
得るとは
云へない。
鳥船といふのは
大昔の
國語で、
船の
名前でもあり、
同時に
舟についていらつしやる
神樣のお
名前でもありました。あなた
方ならば、
船が
早いから
鳥に
見立てたのだと
思つて
置いてさし
支へありません。
併しながら、
永くわが
國に
慣用された
歴史のある
我國語は、
充分にこれを
尊重せねばならぬ。