“こくご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
國語60.0%
国語40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳥船とりぶねといふのは大昔おほむかし國語こくごで、ふね名前なまへでもあり、同時どうじふねについていらつしやる神樣かみさまのお名前なまへでもありました。あなたがたならば、ふねはやいからとり見立みたてたのだとおもつていてさしつかへありません。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
しかしながら、ながくわがくに慣用くわんようされた歴史れきしのあるわが國語こくごは、充分じうぶんにこれを尊重そんてうせねばならぬ。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
左伝さでん国語こくごになると、なるほど事実はある。左伝の叙事の巧妙さに至っては感嘆のほかはない。しかし、その事実を作り上げる一人一人の人についての探求がない。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
しかしなかには一や二洋行ようこうしたことのあるNやM、Sのやうな劇団げきだん人々ひと/″\もあつたし、アメリカにながくゐたM、Kなどもゐた。そのうえ紹介者せうかいしやのKたくみにR国語こくごあやつるのであつた。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)