“四筋”の読み方と例文
読み方割合
よすぢ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おゝいてえまあ」とかほしかめてかれるまゝくびかたぶけていつた。みだれたかみ三筋みすぢ四筋よすぢ手拭てぬぐひともつよかれたのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
あけぼのらず、黄昏たそがれもりなか辿たどることありしが、みきあかねさす夕日ゆふひ三筋みすぢ四筋よすぢこずゑにはうすものもやめて、茄子畑なすばたけくらく、はなちひさきとなりつ。
森の紫陽花 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
には、放肆ほうししろしまが、三筋みすぢ四筋よすぢながみだれてゐた。代助が見るたびに、擬宝珠ぎぼしゆびて行く様に思はれた。さうして、それと共にしろしまも、自由に拘束なく、びる様な気がした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)