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取引
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とりひき
ふりがな文庫
“
取引
(
とりひき
)” の例文
いつも、こうした
取引
(
とりひき
)
にかけては、
万事
(
ばんじ
)
、
自分
(
じぶん
)
を
見
(
み
)
まねていて、ぬけめがないとは
思
(
おも
)
いましたが、
念
(
ねん
)
のためにきいたのでした。
トム吉と宝石
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
わしはわしの血を一滴づつ
取引
(
とりひき
)
するよりも、わしの腕の血管を自ら
剖
(
さ
)
いて、彼女にかう云つてやりたかつた。
クラリモンド
(新字旧仮名)
/
テオフィル・ゴーチェ
(著)
このはにないのと、
淺間
(
あさま
)
の
灰
(
はひ
)
でも
降
(
ふ
)
つたやうに、その
取引
(
とりひき
)
たるや、なか/\むづかしいさうである。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
さきにいった商業家の
取引
(
とりひき
)
あるいは政治の党派論のごときはもっともその適例と思う。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
主人が起きて
誰
(
たれ
)
だと問へば、
備前島町
(
びぜんしままち
)
河内屋
(
かはちや
)
八五郎の
使
(
つかひ
)
だと云ふ。河内屋は
兼
(
かね
)
て
取引
(
とりひき
)
をしてゐる家なので、どんな用事があつて、
夜
(
よ
)
に
入
(
い
)
つて人をよこしたかと
訝
(
いぶか
)
りながら、庭へ降りて
潜戸
(
くゞりど
)
を開けた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
怪
(
あや
)
しき
取引
(
とりひき
)
疑問の金塊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「
私
(
わたし
)
たちは
南
(
みなみ
)
の
国
(
くに
)
から、はじめてみかんを
積
(
つ
)
んでこの
港
(
みなと
)
にはいってきたものです。いくらでもいいから
今後
(
こんご
)
の
取引
(
とりひき
)
のために、
安
(
やす
)
くまけますからこのみかんを
買
(
か
)
ってください。」
カラカラ鳴る海
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
父親
(
ちちおや
)
は、
取引
(
とりひき
)
がすむと、
重
(
おも
)
そうに
金
(
かね
)
を
抱
(
だ
)
いて、
船
(
ふね
)
の
中
(
なか
)
に、
子供
(
こども
)
をつれて
帰
(
かえ
)
ってきました。そして、それを
金箱
(
かねばこ
)
の
中
(
なか
)
に、
大事
(
だいじ
)
にしてしまいました。その
箱
(
はこ
)
はがんこに、
真
(
ま
)
っ
黒
(
くろ
)
な
鉄
(
てつ
)
で
造
(
つく
)
られていました。
汽船の中の父と子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そこで
取引
(
とりひき
)
は、ぞうさなくきまってしまいました。
カラカラ鳴る海
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“取引”の解説
取引(とりひき、en: transaction)とは、契約や合意などのもとに、金品や事柄のやり取りを行うこと。
(出典:Wikipedia)
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
“取引”で始まる語句
取引上
取引所