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ならべ
入けれどもお熊は
祝言の夜より
癪氣發難儀なりとて
母の
側へ
寢かしお
熊は
忠八母は
清三郎と毎夜
枕を
双て一ツ
寢をなす
事人外の仕方なり
然ども又七は是を
字書に
頽は
暴風ともあればよく
叶へるにや。さて
雪頽は
雪吹に
双て雪国の
難義とす。
高山の雪は里よりも
深く、
凍るも又里よりは
甚し。我国東南の山々
里にちかきも雪一丈四五尺なるは
浅しとす。
双親皈り来りて
膝を
双て人の家に
在らんは心も安からじとて
諾ず。
双親皈り来りて
膝を
双て人の家に
在らんは心も安からじとて
諾ず。