“即時(そくじ)” の例文
右(みぎ)の文體(ぶんてい)也ければ直(たゞ)ちに麹町三丁目町醫師村井長庵呼出(よびだ)しの差紙(さしがみ)を札の辻の町役人へ渡されければ非番(ひばん)の家主即時(そくじ)に麹町の名主の玄關へ持參なし順序(じゆんじよ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
これを粥(かゆ)としまた鰹節(かつぶし)を煮出(にだ)して用(もちう)れば大に裨益(ひえき)あればとて、即時(そくじ)、价(しもべ)を馳(は)せて贈(おく)られたるなど、余は感泣(かんきゅう)措(お)くこと能(あた)わず、涕涙(ているい)しばしば被(ひ)を沾(うるお)したり。
それから事務所(じむしよ)へ行(い)つて今(いま)までゐたんですが、施療(せれう)は村役場(むらやくば)の證明書(しようめいしよ)のない患者(くわんじや)には絶對(ぜつたい)にできない規定(きてい)だといふんです。だから十日(か)分(ぶん)の入院料(にふゐんれう)を前金(ぜんきん)で即時(そくじ)に納(をさ)めろといふんです。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)
地中海から廻航中(かいこうちゅう)の英艦隊が、例によってドイツ潜水艦のため、多少の損傷(そんしょう)を蒙(こうむ)ったとだけ報ぜられ、四隻とも即時(そくじ)撃沈(げきちん)されたことにも、また金博士の弩竜号が活躍したことについても
持來(もちきた)りし中に蝦夷錦(えぞにしき)の箸入(はしいれ)花菱(はなびし)の紋付たる一角の箸(はし)鼈甲(べつかふ)の簪(かんざし)などありしかば大岡殿是を見給ひ即時(そくじ)に金屋(かなや)利兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)