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午飯
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ひるはん
ふりがな文庫
“
午飯
(
ひるはん
)” の例文
零時半の開門の時間まで
横町
(
よこちやう
)
の角の
店前
(
テラス
)
で
午飯
(
ひるはん
)
を取つて待つて居ると、見物人が自動車や馬車で次第に
髑髏洞
(
カタコンブ
)
の門前に
集
(
あつま
)
つて来た。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
母と二人、
午飯
(
ひるはん
)
を済まして、一時も過ぎ、少しく待ちあぐんで、心疲れのして来た時、何とも云えぬ悲惨な
叫声
(
さけびごえ
)
。どっと一度に、大勢の人の
凱歌
(
がいか
)
を上げる声。
狐
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
たゞ
肩
(
かた
)
から
脊筋
(
せすぢ
)
へ
掛
(
か
)
けて
全體
(
ぜんたい
)
に
重苦
(
おもくる
)
しい
樣
(
やう
)
な
感
(
かん
)
じが
新
(
あた
)
らしく
加
(
くは
)
はつた。
御米
(
およね
)
は
何
(
なん
)
でも
精
(
せい
)
を
付
(
つ
)
けなくては
毒
(
どく
)
だといふ
考
(
かんがへ
)
から、
一人
(
ひとり
)
で
起
(
お
)
きて
遲
(
おそ
)
い
午飯
(
ひるはん
)
を
輕
(
かる
)
く
食
(
た
)
べた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
仕方なしに
正午過
(
ひるすぎ
)
まで待って居りまして、
午飯
(
ひるはん
)
を
食
(
たべ
)
ると
忽
(
たちま
)
ちに空が晴れて来ましたから
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ただ肩から
背筋
(
せすじ
)
へ掛けて、全体に重苦しいような感じが新らしく加わった。御米は何でも精をつけなくては毒だという考から、一人で起きて遅い
午飯
(
ひるはん
)
を軽く食べた。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
と是から
午飯
(
ひる
)
の支度を致して、
午飯
(
ひるはん
)
を
喫
(
た
)
べ終り、お定が台所で片附け物をして居ります処へ入って来ましたのは、茶屋町に居りますお
縫
(
ぬい
)
という仕立物をする人で、
好
(
よ
)
くは出来ないが
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
茶
(
ちや
)
の
間
(
ま
)
を
濟
(
す
)
ましてゐるうちに
午
(
ひる
)
になつたので、
二人
(
ふたり
)
は
食事
(
しよくじ
)
を
始
(
はじ
)
めた。
小六
(
ころく
)
が
引
(
ひ
)
き
移
(
うつ
)
つてから
此
(
この
)
四五日
(
しごんち
)
、
御米
(
およね
)
は
宗助
(
そうすけ
)
のゐない
午飯
(
ひるはん
)
を、
何時
(
いつ
)
も
小六
(
ころく
)
と
差向
(
さしむかひ
)
で
食
(
た
)
べる
事
(
こと
)
になつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
茶の間を済ましているうちに
午
(
ひる
)
になったので、二人は食事を始めた。小六が引き移ってからこの
四五日
(
しごんち
)
、御米は
宗助
(
そうすけ
)
のいない
午飯
(
ひるはん
)
を、いつも小六と
差向
(
さしむかい
)
で食べる事になった。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“午飯”の意味
《名詞》
昼食。
(出典:Wiktionary)
午
常用漢字
小2
部首:⼗
4画
飯
常用漢字
小4
部首:⾷
12画
“午飯”で始まる語句
午飯時
午飯前
午飯過
午飯頃