“ひるはん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
昼飯66.7%
午飯33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人ふたりは、こういって、昼飯ひるはんべに、おのおののいえかえりました。そして、やがてまた二人ふたりは、そこにやってきて、せっせと、ゆきだるまをつくっていました。
雪だるま (新字新仮名) / 小川未明(著)
万作はこの山を越えて隣の国へ行かうと思つて三里ばかり山路やまみちを登つたと思ふと、お昼飯ひるはんを食べなかつたものですから、おなかいてもう一歩もあるけなくなりました。
蚊帳の釣手 (新字旧仮名) / 沖野岩三郎(著)
たゞかたから脊筋せすぢけて全體ぜんたい重苦おもくるしいやうかんじがあたらしくくははつた。御米およねなんでもせいけなくてはどくだといふかんがへから、一人ひとりきておそ午飯ひるはんかるべた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
仕方なしに正午過ひるすぎまで待って居りまして、午飯ひるはんたべるとたちまちに空が晴れて来ましたから
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)