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初戀
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はつこひ
ふりがな文庫
“
初戀
(
はつこひ
)” の例文
新字:
初恋
お
聞
(
きゝ
)
なされませ
書生
(
しよせい
)
の
千葉
(
ちば
)
が
初戀
(
はつこひ
)
の
哀
(
あは
)
れ、
國
(
くに
)
もとに
居
(
お
)
りました
時
(
とき
)
そと
見初
(
みそ
)
めたが
御座
(
ござ
)
りましたさうな、
田舍物
(
いなかもの
)
の
事
(
こと
)
なれば
鎌
(
かま
)
を
腰
(
こし
)
へさして
藁草履
(
わらぞうり
)
で、
手拭
(
てぬぐ
)
ひに
草束
(
くさたば
)
ねを
包
(
つゝ
)
んでと
思召
(
おぼしめし
)
ませうが
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
しかし、こゝで
私
(
わたし
)
は
初戀
(
はつこひ
)
、
片
(
かた
)
おもひ、
戀
(
こひ
)
の
愚癡
(
ぐち
)
を
言
(
い
)
ふのではありません。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
爲
(
なし
)
ねと言るゝ程猶
彌増
(
いやます
)
未通女心
(
おぼこごゝろ
)
の
初戀
(
はつこひ
)
に
慕
(
した
)
ふお方と縁の
糸
(
いと
)
結
(
むす
)
んで
解
(
とけ
)
て末長く添るゝ事も父親が
承知
(
しようち
)
とあれば
竟
(
つひ
)
斯々と言んとすれど
言
(
い
)
ひ
兼
(
かね
)
しが斯ては
果
(
はて
)
じと思ふよりハイ
吾儕
(
わたくし
)
は
彼方
(
あのかた
)
なれば實に嬉しう御座りますと有か無かは聲出して思ひ
切
(
きつ
)
てぞ言たる儘發と
面
(
おもて
)
に
紅葉
(
もみぢ
)
して座にも
得堪
(
えたへ
)
ず勝手の方へ
逃
(
にぐ
)
るが如く行たるは
娘意
(
むすめごころ
)
ぞ然も有可し父は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
初
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
戀
部首:⼼
23画
“初”で始まる語句
初
初心
初々
初手
初夏
初春
初陣
初秋
初午
初旬