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光輝
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こうき
ふりがな文庫
“
光輝
(
こうき
)” の例文
今日世界における二つの大乗仏教国が互いに相知り相
交
(
まじわ
)
って世界に真実仏教の
光輝
(
こうき
)
を
発揚
(
はつよう
)
するの時機は
正
(
まさ
)
しく来ったのであります。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
こういう事も元より黒田官兵衛の才覚で、秀吉の中国入りを
光輝
(
こうき
)
あらしめようとする彼の誠実にほかならない。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、日本国民は、建国二千六百年の、
光輝
(
こうき
)
ある
国史
(
こくし
)
の上に、これはまた決して書きたくはない文句を、血と涙と泥を
捏
(
こ
)
ねあわせて、
記
(
しる
)
さねばならなかった。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
諸君、もう一度、君達の胸のバッジをみたまえ。
光輝
(
こうき
)
ある日の丸の下に、書かれた Japanese Delegation の文字は、
伊達
(
だて
)
では、ねエんだろ。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
人間は、一度は
光輝
(
こうき
)
な世界を有していたことがあったのを
憫
(
あわ
)
れむべくも
自
(
みずか
)
ら知らない不明な
輩
(
やから
)
です。
『小さな草と太陽』序
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
青く黄色く燃える眼底の
妖火
(
ようか
)
は、彼が激すれば激するほど、その
光輝
(
こうき
)
を増して行くように思われた。
人間豹
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
其傍に
光輝
(
こうき
)
燦爛
(
さんらん
)
たるものあるを
見
(
み
)
しものありと、此等の
迷霧
(
めいむ
)
を
霽
(
はら
)
さしめんとの
志
(
こころざし
)
は一行の胸中に
勃然
(
ぼつぜん
)
たり、
此挙
(
このきよ
)
や数年前より
県庁内
(
けんちやうない
)
に於て
行
(
おこな
)
はんとの
議
(
ぎ
)
ありしも
常
(
つね
)
に
其機
(
そのき
)
を得ず
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
従って生死界中にあって最も意味の深い、最も第一義なる問題は
悉
(
ことごと
)
く其
光輝
(
こうき
)
を失ってくる。殺されても怖くなくなる。金を貰っても
難有
(
ありがた
)
くなくなる。
辱
(
はずか
)
しめられても恥とは思わなくなる。
高浜虚子著『鶏頭』序
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
光輝
(
こうき
)
あるわが金星音楽団がきみ一人のために悪評をとるようなことでは、みんなへもまったく気の毒だからな。では今日は練習はここまで、休んで六時にはかっきりボックスへ入ってくれ
給
(
たま
)
え。
セロ弾きのゴーシュ
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
まさに、小牧以来、信雄を秀吉に
攫
(
さら
)
われてからの徳川家は、逆境へ向っていた。盛運とみに大坂の
光輝
(
こうき
)
に奪われ、いわゆる“落ち目の陣営”の
観
(
かん
)
あるを否み得ない。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
愛宕山
(
あたごやま
)
の
山顛
(
さんてん
)
には、闇がいよいよ濃くなって来た。月のない空には、三つ四つの星が、高い夜の空に、ドンヨリした
光輝
(
こうき
)
を放っていた。やや冷え冷えとする、風のない夜だった。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
仏日
(
ぶつじつ
)
の
光輝
(
こうき
)
は至らぬ
隈
(
くま
)
なく宇宙に
遍満
(
へんまん
)
して居りますから、いずれの世界に行っても修行の出来ぬ道場はない、日本も我が修行の道場であると観ずれば別段苦しむにも及ばないと
諦
(
あきら
)
め
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
それは玉村商店の番頭が欧洲の宝石市場で手に入れた、古風なロゼット切りの十数カラットのもので、福田氏はその
由緒
(
ゆかり
)
ありげな
光輝
(
こうき
)
に
惚
(
ほ
)
れて、兄の玉村氏から原価で譲り受けた品であった。
魔術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
然るに今日は既にビジテリアン同情派の
堅
(
かた
)
き
結束
(
けっそく
)
を見、その
光輝
(
こうき
)
ある八面体の
結晶
(
けっしょう
)
とも云うべきビジテリアン大祭を、この
清澄
(
せいちょう
)
なるニュウファウンドランド島、九月の
気圏
(
きけん
)
の底に於て
析出
(
せきしゅつ
)
した。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
皆さんのお
心委
(
こころまか
)
せとし、いまや太平洋を征服し、東洋民族の
盟主
(
めいしゅ
)
として仰がれることになりました新日本の
光輝
(
こうき
)
ある
黎明
(
れいめい
)
を迎えるに当り、その
尊
(
とうと
)
き犠牲となったわが戦士と不幸な市民たちを
弔
(
とむら
)
い
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“光輝”の意味
《名詞》
光輝(こうき)
輝く光。
(比喩的に)栄誉。栄光。
(出典:Wiktionary)
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
輝
常用漢字
中学
部首:⾞
15画
“光輝”で始まる語句
光輝燦爛