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遍満
ふりがな文庫
“遍満”の読み方と例文
読み方
割合
へんまん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
へんまん
(逆引き)
瘴気
(
しょうき
)
のような薄い霧が仄暗く立ち迷い、驚くほど高い地殻の罅隙(たぶん噴火口であろうと思われる)からくる黄昏のようなおぼろ気な光がぼんやりと
遍満
(
へんまん
)
している。
地底獣国
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
仏日
(
ぶつじつ
)
の
光輝
(
こうき
)
は至らぬ
隈
(
くま
)
なく宇宙に
遍満
(
へんまん
)
して居りますから、いずれの世界に行っても修行の出来ぬ道場はない、日本も我が修行の道場であると観ずれば別段苦しむにも及ばないと
諦
(
あきら
)
め
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
十方
(
じっぽう
)
に
遍満
(
へんまん
)
した俊寛どもが、皆ただ一人流されたように、泣きつ
喚
(
わめ
)
きつしていると思えば、涙の
中
(
うち
)
にも笑わずにはいられぬ。有王。
三界一心
(
さんがいいっしん
)
と知った上は、何よりもまず笑う事を学べ。
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
遍満(へんまん)の例文をもっと
(4作品)
見る
“遍満”の意味
《名詞》
あまねくすみずみまで充満すること。
(出典:Wiktionary)
遍
常用漢字
中学
部首:⾡
12画
満
常用漢字
小4
部首:⽔
12画
“遍”で始まる語句
遍
遍歴
遍路
遍照
遍身
遍参
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遍昭
遍立寺
遍照院
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