“へんまん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
遍満80.0%
騙瞞20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十方じっぽう遍満へんまんした俊寛どもが、皆ただ一人流されたように、泣きつわめきつしていると思えば、涙のうちにも笑わずにはいられぬ。有王。三界一心さんがいいっしんと知った上は、何よりもまず笑う事を学べ。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それをことごとく神聖がるのは世界に遍満へんまんしたセンティメンタリズムである。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
人と人との間、邦と邦との間に猜疑さいぎ騙瞞へんまん若し今日こんにちの如くにして終るとせば、宗教の目的何所いづくにかあらむ。
「平和」発行之辞 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)