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候得共
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そうらえども
ふりがな文庫
“
候得共
(
そうらえども
)” の例文
先日差上げたる私案及び貴店編輯部案を
参酌
(
さんしゃく
)
して大体のことを決定
仕
(
つかまつ
)
り候間諸種の点に関し御懇談仕りたく、御多忙中恐縮に存じ
候得共
(
そうらえども
)
岩波茂雄宛書簡:01 一九三一年八月十七日
(新字新仮名)
/
野呂栄太郎
(著)
五翁の子息に相頼み讃州へも遣し度
候得共
(
そうらえども
)
是
(
これ
)
は七月に
足下
(
そっか
)
御曳杖有之
(
ごえいじょうこれあり
)
候はゞ其節御話し申上
可
(
べ
)
く候。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
其節
(
そのせつ
)
申上
(
もうしあげ
)
候通り、
何
(
いず
)
れ
是
(
これ
)
は
時節
(
じせつ
)
を
見計
(
みはからい
)
、世に
公
(
おおやけ
)
にする
積
(
つもり
)
に
候得共
(
そうらえども
)
、
尚
(
なお
)
熟考
(
じゅくこう
)
仕候
(
つかまつりそうろう
)
に、書中或は事実の間違は
有之間敷哉
(
これあるまじきや
)
、又は
立論之旨
(
りつろんのむね
)
に付御意見は
有之間敷哉
(
これあるまじきや
)
、
若
(
も
)
しこれあらば
無御伏臓
(
ごふくぞうなく
)
被仰聞
(
おおせきけられ
)
被下度
(
くだされたく
)
瘠我慢の説:03 書簡
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
、
勝海舟
、
榎本武揚
(著)
港八九は
成就
(
じょうじゅ
)
に
至
(
いたり
)
候得共
(
そうらえども
)
前度
(
せんど
)
殊
(
こと
)
の
外
(
ほか
)
入口
六ヶ敷候
(
むずかしくそうろう
)
に付
増夫
(
ましぶ
)
入而
(
いれて
)
相支候得共
(
あいささえそうらえども
)
至而
(
いたって
)
難題至極と
申
(
もうし
)
此上は武士之道之心得にも御座
候得
(
そうらえ
)
ば神明へ
捧命
(
ほうめい
)
申処
(
もうすところ
)
の
誓言
(
せいげん
)
則
(
すなわち
)
御見分の
通
(
とおり
)
遂
二
本意
一
ほんいとげ
候事
(
そうろうこと
)
一日千秋の
大悦
(
たいえつ
)
拙者
(
せっしゃ
)
本懐
(
ほんかい
)
之
至
(
いた
)
り死後御推察
可
レ
被
レ
下
くださるべく
候
(
そうろう
)
不具
(
ふぐ
)
海神に祈る
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
時下秋冷の
候
(
こう
)
に
候
(
そろ
)
処貴家益々御隆盛の段
奉賀上候
(
がしあげたてまつりそろ
)
陳
(
のぶ
)
れば本校儀も御承知の通り一昨々年以来二三野心家の為めに妨げられ一時其極に達し
候得共
(
そうらえども
)
是れ皆
不肖針作
(
ふしょうしんさく
)
が足らざる所に起因すと存じ深く
自
(
みずか
)
ら
警
(
いまし
)
むる所あり
臥薪甞胆
(
がしんしょうたん
)
其の
苦辛
(
くしん
)
の結果
漸
(
ようや
)
く
茲
(
ここ
)
に独力以て我が理想に適するだけの校舎新築費を
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
就而者
(
ついては
)
御草稿を御遣し下され候はゞ
骨折
(
ほねおり
)
拝見仕可く候。此頃高野俊蔵よりも、近業の詩文
堆
(
つい
)
を成し
候得共
(
そうらえども
)
一向相談する人も
無之
(
これなく
)
、
何卒
(
なにとぞ
)
旧稿と思召し御遠慮なく
御刪正
(
ごさんせい
)
下され度く候。
箇様
(
かよう
)
申し来り候。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
候
常用漢字
小4
部首:⼈
10画
得
常用漢字
小5
部首:⼻
11画
共
常用漢字
小4
部首:⼋
6画
“候得”で始まる語句
候得
候得者