“前度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんど50.0%
ぜんど50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
港八九は成就(じょうじゅ)に至(いたり)候得共(そうらえども)前度(せんど)殊(こと)の外(ほか)入口六ヶ敷候(むずかしくそうろう)に付増夫(ましぶ)入而(いれて)相支候得共(あいささえそうらえども)至而(いたって)難題至極と申(もうし)此上は武士之道之心得にも御座候得(そうらえ)ば神明へ捧命(ほうめい)申処(もうすところ)の誓言(せいげん)則(すなわち)御見分の通(とおり)遂二本意一ほんいとげ候事(そうろうこと)一日千秋の大悦(たいえつ)拙者(せっしゃ)本懐(ほんかい)之至(いた)り死後御推察可レ被レ下くださるべく候(そうろう) 不具(ふぐ)
海神に祈る (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
わたくしはこの年から五、六年、図(はか)らずも覉旅(きりょ)の人となったが、明治四十一年の秋、重ねて来り見るに及んで、転(うた)た前度(ぜんど)の劉郎(りゅうろう)たる思いをなさねばならなかった。
里の今昔 (新字新仮名) / 永井荷風(著)