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きて
三五
郎は
居るか、
一寸來くれ
大急ぎだと、
文次といふ
元結よりの
呼に、
何の
用意もなくおいしよ、よし
來と
身がるに
敷居を
飛こゆる
時、
此二タ
股野郎覺悟をしろ、
横町の
面よごしめ
唯は
置かぬ
見付てヤア/\
皆々早く
來見なアレ紙くづ買が
狐に
誑れて田圃の
中で屑はござい/\と呼で一ツ所を
往たり
來たりして
居るが
石を
投付て
遣うと云に子供等は
追々馳集まり是は
可笑い/\と手に/\石を