トップ
>
何程
>
いかほど
ふりがな文庫
“
何程
(
いかほど
)” の例文
『
何程
(
いかほど
)
ばかりで是は御譲りに成る御積りなんですか。』と亭主は丑松の顔を眺めて、さも持余したやうに笑つた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
全く四肢で
行
(
ある
)
き万事獣と
異
(
かわ
)
らず、煮た物を一切食わず、生肉は
何程
(
いかほど
)
も啖う、その両脚を直にするため数月間土人用の寝牀に縛り付けて後ようやく直立するに及べり
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
他
(
た
)
へ見せれば
何程
(
いかほど
)
でも二つ返事で金子を出そうけれども、名高いものゆえパッと致すと宜くないから、作銘の処は云わないようにと言付けて遣ったために、お前の方へ
手数
(
てかず
)
を懸け
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
禄は
何程
(
いかほど
)
であったか、七、八百石位でもあったか内証豊かな旗下であった。
幕末維新懐古談:51 大隈綾子刀自の思い出
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
「それはまあ何より有難いことで。で
何程
(
いかほど
)
に売れましたかな?」
大鵬のゆくえ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
御
祈願所
(
きぐわんじよ
)
と御定め一ヶ年米三百
俵
(
ぺう
)
づつ
永代
(
えいだい
)
御
寄附
(
きふ
)
ある樣に我々
取計
(
とりはから
)
ひ申べし然すれば永く社頭の
譽
(
ほま
)
れにも相成候事なり
精々
(
せい/″\
)
御
働
(
はたら
)
き下されと事十分なる
頼
(
たの
)
みの
言葉
(
ことば
)
に肥前の申樣は御入用の金子は
何程
(
いかほど
)
か
存
(
ぞん
)
せねど
拙者
(
せつしや
)
に於ては三百兩を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
斯様な
邪
(
よこしま
)
非道のことに相成りましたが、
向後
(
こうご
)
は
速
(
すみや
)
かに善心に立返りますから、幾重にも
御憐愍
(
ごれんみん
)
をもちましてお
見遁
(
みのが
)
しを願います、
苟
(
いやしく
)
も侍たるものが、
何程
(
いかほど
)
零落したとて縄目にかゝりましては
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
何程
(
いかほど
)
のお値打ちがございましょうな?」
大鵬のゆくえ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
潰
(
つぶ
)
し是は
滅法界
(
めつぱふかい
)
に重き御品なり先生
此御杖
(
このおつゑ
)
は
何程
(
いかほど
)
の
貫目
(
おもみ
)
候やら私し共には
勿々
(
なか/\
)
持上らずと云ければ後藤は打笑ひ
否
(
いな
)
多寡
(
たくわ
)
の知たる鐵の
延棒
(
のべほう
)
某しが
杖
(
つゑ
)
の代りに
突
(
つい
)
て
歩行
(
あるく
)
品
(
しな
)
目方は十二三貫目も有べし途中にて
惡漢
(
わるもの
)
などに
出會
(
いであひ
)
し時には切よりも此棒にて
打偃
(
うちのめ
)
すが宜しと云つゝ片手にて是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
御渡し
成
(
なさ
)
るゝに町奉行の公用人のみ御渡し成れぬは御身分でも
違
(
ちが
)
ひ候やと言ければ平石は町奉行の公用人とて
別段
(
べつだん
)
身分
(
みぶん
)
は違はず併し
乍
(
なが
)
ら赤川大膳殿には
何程
(
いかほど
)
の御身分にて帶劔の
儘
(
まゝ
)
お目に懸れぬや又此處は天一坊樣の
御座
(
ござ
)
の
間
(
ま
)
近ければ帶劔のならざるや
又
(
また
)
大膳殿には御座の
間
(
ま
)
近
(
ちか
)
くより外へは御出席なされぬや拙者は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
程
常用漢字
小5
部首:⽲
12画
“何程”で始まる語句
何程位