“りゆうき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
隆起66.7%
硫氣33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
活火山かつかざんあらたに活動かつどう開始かいししようとするとき何等なんらかの前兆ぜんちようともな場合ばあひがある。土地とち噴火前ふんかぜん次第しだい隆起りゆうきしたことは、大正三年たいしようさんねん櫻島噴火さくらじまふんかおいはじめてづかれた事實じじつである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
ですからなにしろ海岸かいがんちか場所ばしよにあつたに相違そういありませんが、今日こんにちでは海岸かいがんからとほく、ときには數里すうりはなれたところにあることがあります。これはその陸地りくち隆起りゆうきし、うみがひいてしまつたのです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
また七八十年前しちはちじゆうねんぜんから土地とち次第しだい隆起りゆうきしつゝあつたが、噴火後ふんかごもとどほりに沈下ちんかしたのである。そのほか温泉おんせん冷泉れいせんがその温度おんどたかめ、あるひ湧出量ゆうしゆつりようし、あるひあらたに湧出ゆうしゆつはじめたようなこともあつた。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
たとへば粉末ふんまつとなつた鎔岩ようがんすなは火山灰かざんばひのみをときでもさうである。しかしながらたん蒸氣じようき瓦斯がすまた硫氣りゆうき噴出ふんしゆつするだけでは噴火ふんかとはいはないで、蒸氣孔じようきこうまた硫氣孔りゆうきこう状態じようたいにありといつてゐる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)