“まさを”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
真青40.0%
眞青20.0%
正雄10.0%
政雄10.0%
眞蒼10.0%
雅夫10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
湯煙を顔にうけつゝ真青まさをなるつぼのたゞへにかゞまりゐるも
小熊秀雄全集-01:短歌集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
つと映る刹那——眞青まさを
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
つとめあるなれば正雄まさを日毎ひごとこともならで、三日みつかおき、二日ふつかおきのな/\くるまやなぎのもとにりすてぬ、雪子ゆきこよろこんでむかへるときあり、いてときあり
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
稚兒をさなごのやうになりて正雄まさをひざまくらにしてときあり、給仕きふじにてもはしをばらずと我儘わがまゝをいへれど、正雄まさをしかられておなぜんうへかゆをすゝることもあり、なほつてれるか。
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
朝早くから、子供たちは、みんな、政雄まさをの所に集りました。
ふしぎな池 (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)
我手に抱き上げられたる姫は、眞蒼まさをなる顏もて母上を仰ぎ見つゝ、足すべりて爐の中に倒れ、手少し傷け侍り、アントニオなかりせば大いなる怪我をもすべかりしをと宣給ひぬ。
近頃圭子の家から五六町離れたところに、愛人と一緒に下宿してゐる蓮見の長男の雅夫まさをへ、家からの電話の伝達などさせる場合にも、三銭とか五銭とかの使ひ賃を雅夫から遣ることにしてゐたが
チビの魂 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)