“ほうせきしょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
宝石商100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宝石商ほうせきしょうは、それから幾日いくにちたびをしました。やまえ、かわわたり、あるときはふねり、そして、みなみくにして、たびをつづけました。
宝石商 (新字新仮名) / 小川未明(著)
宝石商ほうせきしょうは、ゆめるような気持きもちがしたのです。そして、そこをとおりかかったひとに、このまちはどうなったのかといってたずねました。
宝石商 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あるのこと、ものすごいなみおと後方うしろきつつ宝石商ほうせきしょうは、さびしい野原のはらあるいていますと、そらからゆきがちらちらとってきました。
宝石商 (新字新仮名) / 小川未明(著)
宝石商ほうせきしょうさん、あなたのおちなさるひすいのように、そのうみいろは、あおくうるんでいます。また、真珠しんじゅのように、真昼まひるには、日光にっこうかがやいています。
花咲く島の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
これは、宝石商ほうせきしょうみせ使つかわれている時分じぶんくせたのです。そして、こころなかで、どうかしてごまかして、自分じぶんのものにすることはできないものかとおもっていました。
トム吉と宝石 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ああ、わたしたちは、ふるさとをうしなってしまった。また、どこか世界せかいのはてに、ふるさとをいだそう……。」といって、眼鏡屋めがねやも、手品師てじなしも、宝石商ほうせきしょうも、うたうたいも
花咲く島の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)