“つみあ”の漢字の書き方と例文
語句割合
積上100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こゝに、おみきじよふのに、三寶さんぱうそなへ、たるゑ、毛氈まうせん青竹あをだけらち高張提灯たかはりぢやうちん弓張ゆみはりをおしかさねて、積上つみあげたほど赤々あか/\と、あつくたつてかまはない。
祭のこと (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
この積上つみあげられたる雑具がらくたうえに、いつでも烟管きせるくわえて寐辷ねそべっているのは、としった兵隊上へいたいあがりの、いろめた徽章きしょういてる軍服ぐんぷく始終ふだんているニキタと小使こづかい
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
與吉よきち薄暗うすぐらなかる、材木ざいもくと、材木ざいもく積上つみあげた周圍しうゐは、すぎまつにほひつゝまれたあなそこで、みはつて、ひざまづいて、のこぎりにぎつて、そらざまにあふいでた。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)