“だいぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ダイブ
語句割合
大分93.1%
大部2.8%
大夫1.4%
太夫1.4%
大方0.7%
大武0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼らはみんな一つ腹から生れた姉弟きょうだいですけれども、この姉とKとの間には大分だいぶ年歯としの差があったのです。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「そうさ、一人じゃあ仕方がねえ。それで大分だいぶ弱ったようだが、まあどんな様子か君に行って見て来てもらおうと云うのさ」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
近頃は旧劇とか新劇とか大部だいぶやかましいから
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
もっとちちときみかどからいだされ、いつもおそばつかえるとて、一年いちねん大部だいぶ不在勝るすがち、国元くにもとにはただおんな小供こどものこってるばかりでございました……。
二人の宿禰すくねと九人の大夫だいぶに代った十一の埴輪はにわが、王のひつぎと一緒に埋められた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
王の反耶はんや大夫だいぶたちの歓心に強いられた酒のために、だんだんと酔いが廻った。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
朝散ちょうさん太夫だいぶとは、支那唐朝の制にてじゅ品下ほんげの雅称、我国にて従五位下の唐名とうめいとある。
もうその時は、はじめの縁に、遠州で仲人になった旗本——藤木さき朝散ちょうさん太夫だいぶの子か孫かが婿で、その若い二人組だった。
大方だいぶにぎやかになつてた。
検疫と荷物検査 (新字旧仮名) / 杉村楚人冠(著)
前にいった通り、この日は陰鬱な天気の日で、大武だいぶの岬も、洲崎も、鏡ヶ浦も、対岸の三浦半島も、雲にされて雨を産みそうな空模様でした。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)