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じやうきやく
ふりがな文庫
“じやうきやく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
乘客
50.0%
上客
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乘客
(逆引き)
今度
(
こんど
)
此
(
この
)
弦月丸
(
げんげつまる
)
の
航海
(
かうかい
)
には
乘客
(
じやうきやく
)
の
數
(
かず
)
は五百
人
(
にん
)
に
近
(
ちか
)
く
船員
(
せんゐん
)
を
合
(
あは
)
せると七百
人
(
にん
)
以上
(
いじやう
)
の
乘組
(
のりくみ
)
であるが、
其中
(
そのなか
)
で
日本人
(
につぽんじん
)
といふのは
夫人
(
ふじん
)
と
少年
(
せうねん
)
と
私
(
わたくし
)
との三
名
(
めい
)
のみ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
弦月丸
(
げんげつまる
)
は
萬山
(
ばんざん
)
の
崩
(
くづ
)
るゝが
如
(
ごと
)
き
響
(
ひゞき
)
と
共
(
とも
)
に
左舷
(
さげん
)
に
傾斜
(
かたむ
)
いた。
途端
(
とたん
)
に
起
(
おこ
)
る
大叫喚
(
だいけうくわん
)
。
二百
(
にひやく
)
の
船員
(
せんゐん
)
が
狂
(
くる
)
へる
甲板
(
かんぱん
)
へ、
數百
(
すうひやく
)
の
乘客
(
じやうきやく
)
が
一時
(
いちじ
)
に
黒雲
(
くろくも
)
の
如
(
ごと
)
く
飛出
(
とびだ
)
したのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
火夫
(
くわふ
)
、
船丁等
(
ボーイら
)
の
周章狼狽
(
しうしようらうばい
)
は
言
(
い
)
ふ
迄
(
まで
)
もない、
其内
(
そのうち
)
に
乘客
(
じやうきやく
)
も
※半
(
くわはん
)
睡眠
(
ねむり
)
より
醒
(
さ
)
めて、
何事
(
なにごと
)
ぞと
甲板
(
かんぱん
)
に
走
(
はし
)
り
出
(
い
)
でんとするを、
邪魔
(
じやま
)
だ/\と
昇降口
(
しようかうぐち
)
の
邊
(
へん
)
より
追返
(
おひかへ
)
さんと
嘈
(
ひしめ
)
く二三
船員
(
せんゐん
)
の
聲
(
こゑ
)
も
聽
(
きこ
)
える。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
じやうきやく(乘客)の例文をもっと
(1作品)
見る
上客
(逆引き)
どんな場合にも
無頓着
(
むとんぢやく
)
だつた上人は、
上客
(
じやうきやく
)
から茶碗を受取ると、一息になかの濃茶を口に含んでしまつた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
じやうきやく(上客)の例文をもっと
(1作品)
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