“しやうぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
菖蒲84.6%
勝負15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぐわつ、五ぐわつのお節句せつくは、たのしい子供こどものおまつりです。五ぐわつのお節句せつくには、とうさんのおうちでもいしせた板屋根いたやね菖蒲しやうぶをかけ、ぢいやが松林まつばやしはうからつてさゝちまきをつくりました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
藤、山吹、菖蒲しやうぶと数へてくると、どうもこれは唯事ただごとではない。「自然」に発狂の気味のあるのは疑ひ難い事実である。僕は爾来じらい人の顔さへ見れば、「天変地異が起りさうだ」と云つた。
ときにはもう幾度いくたび勝負しやうぶをした揚句あげくつちのついてのこぼれたやつをけづしたりしてあそびました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
針鼠はりねずみ針鼠はりねずみたゝかつてゐました、それがあいちやんには、二ひき針鼠はりねずみの一ぴき針鼠はりねずみいやうに使つかつて、たがひ勝負しやうぶあらそつてるやうにえました、只一たゞひと厄介やくかいことには
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)