“せうふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勝負40.0%
少婦20.0%
樵夫20.0%
少輔20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もつとも、負けてもじつはおごつていたゞく方がおほかつたがどういふのかこの師弟してい勝負せうふはとかくだれちで、仕舞しまひにはれうとも憂鬱ゆううつになつて
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
車をり閉せし雨戸をたゝかんとするに、むかしながらの老婆の声はしはぶきと共に耳朶じだをうちぬ。次いで少婦せうふの高声を聞きぬ。
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
少婦せうふも出で来り、当時の主人なる無口男も席に進みて、或は旧時の田花の今は已に寡婦になりしを語り、或は近家の興廃浮沈に説き及び、或は我がむところを問ひなどしつ
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
手をくださずして熊をとるの上じゆつ也。是は熊の居所ゐどころによる也。これらは樵夫せうふをりによりてはする事也。
さてまたその滝にもしたゝる水氷柱つらゝとなり、玉簾ぎよくれんの内に滝をおとすありさま四辺あたり乱瓊らんけい細玉さいぎよくの雪中也、かの玉を出といふ崑山こんざんもかくやとおもはる。かゝる奇景きけい猟師れふし樵夫せうふのほか見る人まれ也。
其中此針の筵の上で、兵部少輔せうふから、大輔たいふに昇進した。そのことすら、益々脅迫感を強める方にばかりはたらいた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)