“しせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
視線38.2%
四川18.2%
紙銭10.9%
詩箋10.9%
枝線3.6%
紙箋3.6%
四山1.8%
子瞻1.8%
子賎1.8%
子賤1.8%
(他:4)7.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春信はるのぶの、いささか当惑とうわくした視線しせんは、そのまま障子しょうじほうへおせんをってったが
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
が、ハクスターは、男がときどき、ちらりと客部屋きゃくべやまどにするどい視線しせんを送っているのを見のがさなかった。
また劉焉りゅうえんを益州のぼくに封じ、劉虞りゅうぐを幽州に封じて、四川しせんや漁陽方面の賊を討伐させていた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
第一路は。——遼東鮮卑国せんひこく(遼寧省)の兵五万が、西平関せいへいかん(甘粛省・西寧)を犯して四川しせんへ進攻して来るもの。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
許宣も本堂の前で香をくゆらし、紙馬しば紙銭しせんを焼き、赤い蝋燭に灯をともしなどして、両親の冥福を祈った。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
楊は書き役の者に命じて、かの一件の記録を訂正させ、さらに紙銭しせん十万をいて、かれらの冥福を祈った。
机の上にひろげられた詩箋しせんの上には鼈甲べっこうの眼鏡が亡き人の来るを待つが如く太い片方のつるを立てていた。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ややしばらくしてから怖い物でもさわるように、そっとに乗せて、壺の横に貼ってある詩箋しせんのような文字などを見ていた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鐵路てつろまた枝線しせんを廣げて軌道地下ちかに入り、
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
梅干の談話はなしはとんだ枝線しせんへ流れ込みたり。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
岸本はその節子の眸を見るような心持で、支那風しなふうあか紙箋しせんに鉛筆で書いてある彼女の心の消息を読んだ。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
けれども患者の病名だの処方だのを書いた紙箋しせんを繰って、胃が少し糜爛ただれたんだという事だけ教えてくれた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
(『円覚経えんがくきょう』に曰く、「心なるものは、沖虚ちゅうきょ妙体、炳煗へいなん霊明、去ることなく来たることなく、三際に冥通みょうつうし、中にあらず外にあらず、十方を洞徹し、滅せず生ぜず、あに四山しせんこれをそこなうべからんや。性を離れ相を離れ、なんぞ五色、これをよく盲せんや」と)
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
子瞻しせんは 才 当るに足る。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
先師が子賎しせんを評していわれた。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
子賤しせんう。君子なるかな、かくのごときの人。魯に君子者無くんば、いずくんぞこれを取らんと。——公冶長篇——
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
張任があきらめて、上流の支川しせんへ避け、浅瀬をわたって城のほうへ迂回したと見るや、蘆茅あしかやの中にいた全軍は四輪車をつつんで対岸へ越え、ここに先廻りして待っていたものだ。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
死線しせんは近づいたぞ」
間諜座事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
日ごろの水のすがたは、女体の肢線しせんを思わせるが、渡良瀬川は、あばれ川であった。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と歌われたのも、詩仙しせんにかぎらぬ情である証拠は、われわれ凡人ぼんじんも折々経験して明らかであって、これはすなわち潜在識の作用によることが多いと思う。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)