“紙箋”の読み方と例文
読み方割合
しせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども患者の病名だの処方だのを書いた紙箋しせんを繰って、胃が少し糜爛ただれたんだという事だけ教えてくれた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
岸本はその節子の眸を見るような心持で、支那風しなふうあか紙箋しせんに鉛筆で書いてある彼女の心の消息を読んだ。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)