“しざん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
四山28.6%
屍山28.6%
枝山28.6%
子山14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四山しざんも静か。——ぎよせてくる検使舟のの音のみが耳につく。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孫権の急場を救うために、まったく隊形を失い、主将を見失っている間に、魏の李典軍の包囲下に圧縮されて、これはほとんど一人の生存者もなかったほど、ひどい屍山しざんを築いてしまった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
君もし血気の壮士なりとせんか、まさ匕首あひくちを懐にして、先生を刺さんと誓ひしなるべし。その文を猥談と称するもの明朝に枝山しざん祝允明しゆくいんめいあり。允明、字は希哲きてつをさなきより文辞を攻め、奇気はなはだ縦横なり。
八宝飯 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
虞翻ぐほんが口を閉じると、すぐまた、一人立った。淮陰わいいん歩隲ほしつあざな子山しざんである。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)