“けうくわん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
叫喚83.3%
教観16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふね秒一秒べういちべうしづんでく、甲板かんぱん叫喚けうくわんはます/\はげしくなつた。つひに「端艇たんていおろせい。」の號令がうれいひゞいて、だい一の端艇たんてい波上はじやう降下くだつた。此時このときわたくし春枝夫人はるえふじん見返みかへつたのである。
領主 暫時しばらく叫喚けうくわんくちぢよ、この疑惑ぎわくあきらかにしてその源流げんりう取調とりしらべん。しかのち、われ卿等おんみら悲歎なげきひきゐて、かたきいのちをも取遣とりつかはさん。づそれまでは悲歎ひたんしのんで、この不祥事ふしゃうじ吟味ぎんみしゅとせい。
君の心もうちなごみ(小唄の節になりて)花の降る夕暮は、思へど思はぬ振りをして、なう、思ひやせに痩せ候ひしが……(再び我に返りたるが如く)教観けうくわん二門が何の真諦しんたい、三観十乗が何の悟道さとり
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)