“うごめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ウゴメ
語句割合
97.2%
蠢動1.9%
叫喚0.5%
蠕動0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、観衆が立ち去った後は、広い空間を、侘びしげな空気が揺れていてその中に、二、三蟻のようにうごめいて見えるものがあった。
人魚謎お岩殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
なれどもその頃はまだ小さく取らず、胸に在ッても邪魔に成らぬ而已のみか、そのムズムズと蠢動うごめく時は世界中が一所ひとところに集る如く、又この世から極楽浄土へ往生する如く、又春の日に瓊葩綉葉けいはしゅうようの間
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
神との前にあらはすを患ひ叫喚うごめく聲高し。 64
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
恐怖に打たれ王座より、たちて叫喚うごめく聲高し
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
かくて此失楽の中に猶蠕動うごめく……大馬鹿者よ。
失楽 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)