“きごみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
気込42.9%
着込28.6%
氣込14.3%
著込14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子供ながらもその場のおごそかな気込きごみに感じ入って、たたずんだままでいた間はどの位でしたか、その内に徳蔵おじが
忘れ形見 (新字新仮名) / 若松賤子(著)
玄渓の病家先の絹屋弥兵衛きぬややへえという者に、討入装束として着用する鉢金頭巾や、着込きごみ、羽織、その他を註文して、それも悉皆すっかり出来できあがったので、すべて手元を空にして支払ってしまっている。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ならてなば力車ちからぐるまうしあせなんせきれるものかははぬがはなぞおまへさまはさかりのはるめきたまふはいまなるべしこもかぶりながら見送みおくらんとことば叮嚀ていねい氣込きごみあらくきり/\とひしばりてぐる眉根まゆねおそろしく散髮さんぱつなゝめにはらひあげてしろおもてくれなゐいろさしもやさしきつねには
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
蔵へまいって著込きごみを持ってまいれの、小手こて脛当すねあての用意のと云っているうちに、はほの/″\と明け渡りたれば、もう狼藉者はいる気遣きづかいはなかろうと