“いくまん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幾万60.0%
幾萬40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みんなの希望きぼうまで、自分じぶん生命せいめいなか宿やどして、大空おおぞらたかえだひろげて、幾万いくまんとなくむらがったの一つ一つに日光にっこうびなければならないとおもいましたが、それはまだとおいことでありました。
明るき世界へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
公園こうゑん廣場ひろばは、すで幾萬いくまんひと滿ちてた。わたしたちは、外側そとがはほりむかつた道傍みちばたに、やう/\のまゝのむしろた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
やさしくつて、りしもあれかぜひとしきり、無慙むざんにもはかなくなつた幾萬いくまんひとたちの、けし黒髮くろかみかと、やなぎげし心臟しんざうかと、つるの、ちうにさまよふとゆるのを、なぐさむるやうに
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)