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騒動
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そうどう
ふりがな文庫
“
騒動
(
そうどう
)” の例文
旧字:
騷動
この
騒動
(
そうどう
)
の原因は、すべて喬之助妻園絵こと伊豆屋のお園から出ているのだから、伊豆屋をも
快
(
こころよ
)
く思っていないことは勿論である。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
堀田がおれを煽動して
騒動
(
そうどう
)
を大きくしたと云う意味なのか、あるいは堀田が生徒を煽動しておれをいじめたと云うのか方角がわからない。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
これ
等
(
ら
)
の事情をもって
考
(
かんがう
)
るに、今の成行きにて事変なければ格別なれども、万に一も世間に
騒動
(
そうどう
)
を生じて、その余波近く旧藩地の隣傍に及ぶこともあらば
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
果
(
はた
)
して外国人に
干渉
(
かんしょう
)
の意あらんにはこの
機会
(
きかい
)
こそ
逸
(
いっ
)
すべからざるはずなるに、
然
(
しか
)
るに当時外人の
挙動
(
きょどう
)
を見れば、別に
異
(
こと
)
なりたる
様子
(
ようす
)
もなく、長州
騒動
(
そうどう
)
の
沙汰
(
さた
)
のごとき
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
たださえ食物が足りなくて戦争だのいろいろ
騒動
(
そうどう
)
が起ってるのに更にそれを半分に縮減しようというのはどんなほかに立派な理くつがあっても正気の
沙汰
(
さた
)
と思われない。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
その餌にすべき小鳥やけだものを
狩
(
か
)
りにいって、ちょうど、
陣馬
(
じんば
)
へ帰ってきた時に、今夜の
騒動
(
そうどう
)
が起ったので、それなりにほうっておかれたクロは、さだめし
飢
(
う
)
えていたであろうと思われる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お
祈
(
いの
)
りのあとで、ひと
騒動
(
そうどう
)
もちあがった。
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
「こんな
騒動
(
そうどう
)
になりましたのも」と
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
元日早々から、いまだに江戸全体は引っくり返るような
騒動
(
そうどう
)
をしていた。何しろ、殿中の
刃傷
(
にんじょう
)
である。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
中学の教師
堀田某
(
ほったぼう
)
と、
近頃
(
ちかごろ
)
東京から
赴任
(
ふにん
)
した生意気なる某とが、順良なる生徒を
使嗾
(
しそう
)
してこの
騒動
(
そうどう
)
を
喚起
(
かんき
)
せるのみならず、両人は現場にあって生徒を指揮したる上
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
或は西南の
騒動
(
そうどう
)
は、一個の
臣民
(
しんみん
)
たる西郷が
正統
(
せいとう
)
の政府に対して
叛乱
(
はんらん
)
を
企
(
くわだ
)
てたるものに過ぎざれども、
戊辰
(
ぼしん
)
の
変
(
へん
)
は京都の政府と江戸の政府と
対立
(
たいりつ
)
して
恰
(
あたか
)
も両政府の
争
(
あらそい
)
なれば
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
それからまた床へはいって横になったら、さっきの
騒動
(
そうどう
)
で蚊帳の中はぶんぶん
唸
(
うな
)
っている。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
右のごとく長州の
騒動
(
そうどう
)
に対して
痛痒
(
つうよう
)
相
(
あい
)
関
(
かん
)
せざりしに反し、官軍の東下に
引続
(
ひきつづ
)
き奥羽の
戦争
(
せんそう
)
に付き横浜外人中に一方ならぬ
恐惶
(
きょうこう
)
を起したるその
次第
(
しだい
)
は、中国辺にいかなる
騒乱
(
そうらん
)
あるも
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
騒
常用漢字
中学
部首:⾺
18画
動
常用漢字
小3
部首:⼒
11画
“騒”で始まる語句
騒
騒擾
騒々
騒立
騒然
騒乱
騒音
騒々敷
騒雲
騒客