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飛附
ふりがな文庫
“飛附”の読み方と例文
読み方
割合
とびつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とびつ
(逆引き)
『おゝ、』と
飛附
(
とびつ
)
くやうな
返事
(
へんじ
)
を
為
(
し
)
て
顔
(
かほ
)
を
出
(
だ
)
したが、
固
(
もと
)
より
誰
(
たれ
)
も
居
(
ゐ
)
やう
筈
(
はず
)
は
無
(
な
)
い。
枕
(
まくら
)
ばかり
寂
(
さび
)
しく
丁
(
ちやん
)
とあり、
木賃
(
きちん
)
で
無
(
な
)
いのが
尚
(
な
)
ほうら
悲
(
かな
)
しい。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
焔
(
ほのお
)
のような眼に射られると知った十八九の町娘は、
面
(
おもて
)
を伏せて人混みの中へ潜りました、が、
飛附
(
とびつ
)
いた手先には何んの
容捨
(
ようしゃ
)
もありません。
庇
(
かば
)
い加減に押し包んだ群衆の中から、ズルズルと引立てて
礫心中
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
と
前
(
まへ
)
へ
行
(
ゆ
)
く
案山子
(
かゝし
)
どもを、
横
(
よこ
)
に
掠
(
かす
)
めて、
一息
(
ひといき
)
に
駆
(
か
)
け
着
(
つ
)
けて、いきなり
階
(
きざはし
)
に
飛附
(
とびつ
)
いて、
唯
(
と
)
見
(
み
)
ると、
扨
(
さて
)
も、
寄
(
よ
)
つたわ、
来
(
き
)
たわ。
僧形
(
そうぎやう
)
に
見
(
み
)
えた
有
(
あ
)
りたけの
人数
(
にんず
)
は、
其
(
それ
)
も
是
(
これ
)
も
同
(
おな
)
じやうな
案山子
(
かゝし
)
の
数々
(
かず/\
)
。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
飛附(とびつ)の例文をもっと
(2作品)
見る
飛
常用漢字
小4
部首:⾶
9画
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
“飛”で始まる語句
飛
飛沫
飛騨
飛鳥
飛出
飛白
飛込
飛退
飛翔
飛行
“飛附”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花
野村胡堂