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飛着
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とびつ
ふりがな文庫
“
飛着
(
とびつ
)” の例文
が、
人
(
ひと
)
が
寄
(
よ
)
る
途端
(
とたん
)
に、ぱちぱち
豆
(
まめ
)
を
燒
(
や
)
く
音
(
おと
)
がして、ばら/\と
飛着
(
とびつ
)
いた、
棕櫚
(
しゆろ
)
の
赤
(
あか
)
いのは、
幾千萬
(
いくせんまん
)
とも
數
(
かず
)
の
知
(
し
)
れない
蚤
(
のみ
)
の
集團
(
かたまり
)
であつたのです。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
駆けて出て
我家
(
わがや
)
の
門
(
かど
)
へ
飛着
(
とびつ
)
いて、と思ふに、
夜
(
よ
)
も
恁
(
こ
)
う
更
(
ふ
)
けて、
他人
(
ひと
)
の家からは勝手が分らず、考ふれば、毎夜
寐
(
ね
)
つきに聞く職人が湯から帰る
跫音
(
あしおと
)
も、向うと
此方
(
こちら
)
、音にも
裏表
(
うらおもて
)
があるか
処方秘箋
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
引き息で
飛着
(
とびつ
)
いた、本堂の戸を、力まかせにがたひしと開ける、屋根の上で、ガラガラという
響
(
ひびき
)
、
瓦
(
かわら
)
が残らず
飛上
(
とびあが
)
って、
舞立
(
まいた
)
って、
乱合
(
みだれあ
)
って、
打破
(
うちやぶ
)
れた音がしたので、はッと思うと、目が
眩
(
くら
)
んで
星あかり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引
(
ひ
)
き
息
(
いき
)
で
飛着
(
とびつ
)
いた、
本堂
(
ほんだう
)
の
戸
(
と
)
を、
力
(
ちから
)
まかせにがたひしと
開
(
あ
)
ける、
屋根
(
やね
)
の
上
(
うへ
)
で、ガラ/\といふ
響
(
ひゞき
)
、
瓦
(
かはら
)
が
殘
(
のこ
)
らず
飛上
(
とびあが
)
つて、
舞立
(
まひた
)
つて、
亂合
(
みだれあ
)
つて、
打破
(
うちやぶ
)
れた
音
(
おと
)
がしたので、はツと
思
(
おも
)
ふと、
目
(
め
)
が
眩
(
くら
)
んで
星あかり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
飛
常用漢字
小4
部首:⾶
9画
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
“飛”で始まる語句
飛
飛沫
飛騨
飛鳥
飛出
飛白
飛込
飛退
飛翔
飛行