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釣堀
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つりぼり
ふりがな文庫
“
釣堀
(
つりぼり
)” の例文
と
是
(
これ
)
から
釣堀
(
つりぼり
)
へまゐりますと、
男女
(
なんによ
)
の
二人連
(
ふたりづれ
)
ゆゑ
先方
(
せんぱう
)
でも
気
(
き
)
を
利
(
き
)
かして
小間
(
こま
)
へ
通
(
とほ
)
して、
蜆
(
しゞみ
)
のお
汁
(
つけ
)
、お
芋
(
いも
)
の
煑転
(
につころ
)
がしで
一猪口
(
いつちよこ
)
出ました。
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「へえ、その家では
釣堀
(
つりぼり
)
をやってるのかね。一つ
鯉
(
こい
)
でも釣りに行くような顔をして、そのうちに訪ねて行って見るかナ」
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
一、二度来たことのある
釣堀
(
つりぼり
)
や射的の前を通って、それからのろのろと池の
畔
(
はた
)
の方へ出て見たが、人込みや楽隊の響きに
怯
(
おじ
)
けて、どこへ行って何を見ようという気もしなかった。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
あんまりないが、子供の時、
小梅
(
こうめ
)
の
釣堀
(
つりぼり
)
で
鮒
(
ふな
)
を三
匹
(
びき
)
釣った事がある。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
薜氏
(
せつし
)
の池という今日まで名の残る位の
釣堀
(
つりぼり
)
さえあった位ですから、竿屋だとて
沢山
(
たくさん
)
ありましたろうに、当時
持囃
(
もてはや
)
された詩人の身で、自分で藪くぐりなんぞをしてまでも気に入った竿を得たがったのも
幻談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
惣
(
そう
)
ざい
料理
(
れうり
)
もごた/\するし、
重
(
おんも
)
りする
処
(
ところ
)
も
忌
(
いや
)
だし、あゝ
釣堀
(
つりぼり
)
の
師匠
(
しゝやう
)
の
処
(
ところ
)
へ
往
(
ゆ
)
かうぢやアないか。
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
房吉は時々出かけてゆく、近所の
釣堀
(
つりぼり
)
へ遊びに行っていたし、房吉の姉のお鈴は、小さい方の子供に、乳房を
啣
(
ふく
)
ませながら、
茶
(
ちゃ
)
の
室
(
ま
)
の方で、手枕をしながら、
乱次
(
だらし
)
なく眠っていた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
彼処
(
あすこ
)
の
茶店
(
ちやや
)
で
稍
(
やうや
)
く
釣堀
(
つりぼり
)
へ
往
(
い
)
つたといふ事が
解
(
わか
)
つたから、こゝへ
来
(
き
)
てもお
前
(
まへ
)
の
女房
(
にようばう
)
とは
云
(
い
)
はない。
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“釣堀(釣り堀)”の解説
釣り堀(つりぼり)とは、人工的に水面を区画もしくは造成し、魚を放流した上で、客が料金を払い、誰でも釣りが楽しめるようにした場所のことである。娯楽(レジャー・飲食)を目的とし、手軽に釣りを楽しむことができる。繁華街などには、室内に設えた釣堀もある。スポーツフィッシングとしての趣向が強い釣り堀は管理釣り場(かんりつりば)と呼ばれることもある。
(出典:Wikipedia)
釣
常用漢字
中学
部首:⾦
11画
堀
常用漢字
中学
部首:⼟
11画
“釣”で始まる語句
釣
釣瓶
釣竿
釣合
釣魚
釣鐘
釣殿
釣棹
釣針
釣銭