“里半”の読み方と例文
読み方割合
りはん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人しゅじんは、一や、一里半りはんあるいていっても、これだけのたいが、みんな自分じぶんのものになるのだとかんがえると、ゆくことをいとうにはなれませんでした。
女の魚売り (新字新仮名) / 小川未明(著)
民子たみこ腕車くるま二人ふたりがかり、それから三里半りはんだら/\のぼりに、中空なかぞらそびえたる、春日野峠かすがのたうげにさしかゝる。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
さきに——七里半りはんたうげさうとしてりた一見いつけん知己ちきた、椅子いすあひだむかうへへだてて、かれおなかは一隅ひとすみに、薄青うすあを天鵝絨びろうど凭掛よりかゝりまくらにして、隧道トンネル以前いぜんから、よるそこしづんだやうに
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)