“小半里”の読み方と例文
読み方割合
こはんみち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雑木林を小半里こはんみちほど来たら、怪しい空がとうとう持ち切れなくなったと見えて、こずえにしたたる雨の音が、さあと北の方へ走る。
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
こと小半里こはんみち田舍ゐなかながら大構おほがまへの、見上みあげるやうな黒門くろもんなかへ、わだちのあとをする/\とくるまかくれる。
麦搗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
小半里こはんみちはありやす。
斬られの仙太 (新字新仮名) / 三好十郎(著)