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遠路
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とほみち
ふりがな文庫
“
遠路
(
とほみち
)” の例文
音に聞いてゐた
東光院
(
とうくわうゐん
)
の
境内
(
けいだい
)
は、
遠路
(
とほみち
)
を歩いて疲れた上に、また長い石段を登つてまで見に
行
(
ゆ
)
くほどの場所でもなかつた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
寒
(
さむ
)
い、
寒
(
さむ
)
い
日
(
ひ
)
に、この
生徒
(
せいと
)
が
遠路
(
とほみち
)
を
通
(
かよ
)
つて
行
(
ゆ
)
きますと、
途中
(
とちう
)
で
知
(
し
)
らないお
婆
(
ばあ
)
さんに
逢
(
あ
)
ひました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
「えゝ。いつでも十時過ぎますよ。電車はありますがね、
随分
(
ずゐぶん
)
遠路
(
とほみち
)
ですからね。」
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「悪魔を肩にかついでゐながら、わざわざ
遠路
(
とほみち
)
を行くにも当るまいて。」
ディカーニカ近郷夜話 後篇:02 降誕祭の前夜
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
いかに
息災
(
そくさい
)
でも
既
(
すで
)
に五十九、あけて六十にならうといふのが、
内
(
うち
)
でこそはくる/\
𢌞
(
まは
)
れ、
近頃
(
ちかごろ
)
は
遠路
(
とほみち
)
の
要
(
えう
)
もなく、
父親
(
ちゝおや
)
が
本
(
ほん
)
を
見
(
み
)
る、
炬燵
(
こたつ
)
の
端
(
はし
)
を
拜借
(
はいしやく
)
し、
母親
(
はゝおや
)
が
看經
(
かんきん
)
するうしろから、
如來樣
(
によらいさま
)
を
拜
(
をが
)
む
身分
(
みぶん
)
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
まあ、
斯樣
(
こん
)
なかじかんだ
手
(
て
)
をして、よく
寒
(
さむ
)
くありませんね。そのかはり、お
前
(
まへ
)
さんが
遠路
(
とほみち
)
を
通
(
かよ
)
ふものですから、
丈夫
(
ぢやうぶ
)
さうに
成
(
な
)
りましたよ。
御覽
(
ごらん
)
、お
前
(
まへ
)
さんの
頬
(
ほゝ
)
ぺたの
色
(
いろ
)
の
好
(
よ
)
くなつて
來
(
き
)
たこと。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“遠路”の意味
《名詞》
遠い道程。
(出典:Wiktionary)
遠
常用漢字
小2
部首:⾡
13画
路
常用漢字
小3
部首:⾜
13画
“遠”で始まる語句
遠
遠方
遠慮
遠近
遠退
遠江
遠山
遠音
遠眼鏡
遠州