“東光院”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうくわうゐん50.0%
とうこういん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
音に聞いてゐた東光院とうくわうゐん境内けいだいは、遠路とほみちを歩いて疲れた上に、また長い石段を登つてまで見にくほどの場所でもなかつた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
東光院とうくわうゐんの堂塔は、汽動車きどうしやの窓から、山の半腹はんぷくに見えてゐた。青い木立こだちの中に黒く光るいらかと、白く輝く壁とが、西日にしびを受けて、今にも燃え出すかと思はれるほど、あざやかな色をしてゐた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
あの辺いったいは東光院とうこういん称往院しょうおういん天岳院てんがくいん、左右が海全寺に日林寺、そのまたうしろは幸竜寺こうりゅうじ万祷寺ばんとうじ知光院ちこういんなどとやたらに寺が多かった。