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道徳
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どうとく
ふりがな文庫
“
道徳
(
どうとく
)” の例文
しかもけっして
既成
(
きせい
)
の
疲
(
つか
)
れた
宗教
(
しゅうきょう
)
や、
道徳
(
どうとく
)
の
残滓
(
ざんし
)
を、色あせた
仮面
(
かめん
)
によって
純真
(
じゅんしん
)
な
心意
(
しんい
)
の
所有者
(
しょゆうしゃ
)
たちに
欺
(
あざむ
)
き
与
(
あた
)
えんとするものではない。
『注文の多い料理店』新刊案内
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「——熊田孫七はおらぬかっ。
榧野
(
かやの
)
五助は何しておるっ。森本
道徳
(
どうとく
)
、山岸
監物
(
けんもつ
)
、はや出合え出合え。
鳥飼
(
とりがい
)
平八っ、馬印をこれへ立てよ」
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
智恵の力はふつうの人間とは、くらべものにならないくらいすぐれているが、感情だの、
道徳
(
どうとく
)
だのというものは少しも持ってはいないんだ。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
成程舊い
道徳
(
どうとく
)
の
繩
(
なわ
)
では、親は子供の體を縛ツて家の番人にして置くことが出來るかも知れぬが、藝術の權威を
遵奉
(
じゆんぽう
)
する自分の思想は其の繩をぶち
斬
(
き
)
る。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
自分
(
じぶん
)
のものでありながら、それを
保証
(
ほしょう
)
する
道徳
(
どうとく
)
のなかったこと、こんな、よいわるいの
分別
(
ふんべつ
)
がなくなるまで、
社会
(
しゃかい
)
がくずれたかという、なげきにほかありません。
道の上で見た話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
美は一切の
道徳
(
どうとく
)
規矩
(
きく
)
を超越して、ひとり
誇
(
ほこ
)
らかに生きる力を許されている。
明治美人伝
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
さあ、そんなことは
考
(
かんが
)
えつかないが、
人間
(
にんげん
)
は、
道徳
(
どうとく
)
などというものをまったく
忘
(
わす
)
れて、
強
(
つよ
)
いもの
勝
(
が
)
ちとなり、
国
(
くに
)
と
国
(
くに
)
の
約束
(
やくそく
)
などというものはなくなってしまうだろう……。
おばあさんとツェッペリン
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたし
)
たちが、こうして
安心
(
あんしん
)
してくらせるのも、
世間
(
せけん
)
に
道徳
(
どうとく
)
があり、
秩序
(
ちつじょ
)
があるからです。この一
日
(
にち
)
を
平和
(
へいわ
)
に
送
(
おく
)
れたら、
神
(
かみ
)
さまに
感謝
(
かんしゃ
)
し、
正
(
ただ
)
しく
努力
(
どりょく
)
された
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
人々
(
ひとびと
)
に、
感謝
(
かんしゃ
)
しなければなりません。
夢のような昼と晩
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“道徳”の解説
道徳(どうとく、en: morality)は、中国の古典を由来とする観念であり、「道」と「徳」という2つの考えからなる。道とは、人が従うべきルールのことであり、徳とは、そのルールを守ることができる状態をいう。道徳的規範(どうとくてききはん)や道徳性(どうとくせい)ともいう。あるいは類義語の倫理(りんり、en: ethics、エシクスまたはエシックス)はいくつかの意味をもち、道徳を表すことが多い。
(出典:Wikipedia)
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
徳
常用漢字
小4
部首:⼻
14画
“道徳”で始まる語句
道徳的
道徳家
道徳律
道徳感
道徳論
道徳面
道徳哲学
道徳思想
道徳教育
道徳経註