“どうとく”の漢字の書き方と例文
語句割合
道徳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
成程舊い道徳どうとくなわでは、親は子供の體を縛ツて家の番人にして置くことが出來るかも知れぬが、藝術の權威を遵奉じゆんぽうする自分の思想は其の繩をぶちる。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
自分じぶんのものでありながら、それを保証ほしょうする道徳どうとくのなかったこと、こんな、よいわるいの分別ふんべつがなくなるまで、社会しゃかいがくずれたかという、なげきにほかありません。
道の上で見た話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
美は一切の道徳どうとく規矩きくを超越して、ひとりほこらかに生きる力を許されている。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)