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辱
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はづかしめ
ふりがな文庫
“
辱
(
はづかしめ
)” の例文
この一口話の事をば、われ唯だ一の例として、かく
詳
(
つぶさ
)
にはしるしゝなり。これより後も、日としてこれに似たる
辱
(
はづかしめ
)
を
被
(
かうむ
)
らざることなかりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
忠之が出勤せぬ利章の邸へ、自分で押し掛けようとした怒には、
嬖臣
(
へいしん
)
十太夫の受けた
辱
(
はづかしめ
)
に報いるために、福岡博多の町人を
屠
(
はふ
)
つた興奮が加はつてゐたのであつた。
栗山大膳
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
猶
(
なほ
)
も身を失ふに尋常の終を得ずして、極悪の重罪の者といへども
未
(
いま
)
だ
曾
(
かつ
)
て
如此
(
かくのごと
)
き虐刑の
辱
(
はづかしめ
)
を受けず、犬畜生の末までも
箇様
(
かよう
)
の
業
(
ごう
)
は
曝
(
さら
)
さざるに、天か、
命
(
めい
)
か、
或
(
ある
)
は応報か
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
公子
(
こうし
)
糾
(
きう
)
敗
(
やぶ
)
るるや、
召忽
(
せうこつ
)
は
之
(
これ
)
に
死
(
し
)
し、
吾
(
われ
)
は
(一〇)
幽囚
(
いうしう
)
せられて
辱
(
はづかしめ
)
を
受
(
う
)
く。
鮑叔
(
はうしゆく
)
、
我
(
われ
)
を
以
(
もつ
)
て
恥
(
はぢ
)
無
(
な
)
しと
爲
(
な
)
さず。
我
(
わ
)
が
(一一)
小節
(
せうせつ
)
を
羞
(
は
)
ぢずして・
功名
(
こうめい
)
の・
天下
(
てんか
)
に
顯
(
あら
)
はれざるを
恥
(
は
)
づるを
知
(
し
)
れば
也
(
なり
)
。
国訳史記列伝:02 管晏列伝第二
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
嗚呼、タルクヰニウス・コルラチニウスが妻なるルクレチア(
辱
(
はづかしめ
)
を受けて自殺す、事は羅馬王代の末、紀元前五百九年に在り)は今
安
(
いづく
)
にか在る。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
しかし滞京中万一の事があつた時、先生と老中水野和泉守
忠精
(
たゞきよ
)
との間を調停することの出来るものは、志村を除いては一人もない。わたくしは
縦
(
よ
)
しや先生の怒に触れて破門の
辱
(
はづかしめ
)
を
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
我胸は
跳
(
をど
)
れり。こは驚のためのみにはあらず、
辱
(
はづかしめ
)
のためなりき。我はをぢがもろ人の前に我を辱めたりとおもひき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
辱
常用漢字
中学
部首:⾠
10画
“辱”を含む語句
恥辱
侮辱
凌辱
屈辱
耻辱
醜辱
忍辱
汚辱
辱知
侮辱的
穢辱
屈辱的
御恥辱
栄辱
雪辱
国辱
寵辱
慈悲忍辱
柔和忍辱
國辱
...