トップ
>
車輪
>
しゃりん
ふりがな文庫
“
車輪
(
しゃりん
)” の例文
自転車屋
(
じてんしゃや
)
の
店
(
みせ
)
に、
古自転車
(
ふるじてんしゃ
)
が、
幾台
(
いくだい
)
も
並
(
なら
)
べられてありました。タイヤは
汚
(
よご
)
れて、
車輪
(
しゃりん
)
がさびていました。一つ、一つに
値段
(
ねだん
)
がついていました。
とびよ鳴け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
向
(
むこ
)
うの汽車はすぐ近くになりました。まっくろなすがた、
煙
(
けむり
)
をはいてる
煙突
(
えんとつ
)
、ぎらぎら光ってるヘッドライト……
車輪
(
しゃりん
)
のひびきまで
聞
(
きこ
)
えてきます。ぶつかったらさいごです。
ばかな汽車
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
鼓
(
つづみ
)
を合図に、両軍それぞれの大兵が、
鶴翼
(
かくよく
)
、
鳥雲
(
ちょううん
)
、
水流
(
すいりゅう
)
、
車輪
(
しゃりん
)
、
陰陽
(
いんよう
)
三十六変の陣形さまざまに描いてみせ、最後にはわあああっ……と双方起って乱軍となり、そこかしこで
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
二人
(
ふたり
)
がその白い道を、
肩
(
かた
)
をならべて行きますと、
二人
(
ふたり
)
の
影
(
かげ
)
は、ちょうど四方に
窓
(
まど
)
のある
室
(
へや
)
の中の、二本の
柱
(
はしら
)
の
影
(
かげ
)
のように、また二つの
車輪
(
しゃりん
)
の
輻
(
や
)
のように
幾本
(
いくほん
)
も
幾本
(
いくほん
)
も四方へ出るのでした。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そこからは、
自分
(
じぶん
)
の
鳴
(
な
)
る
音
(
おと
)
に
負
(
ま
)
けないほどの、ゴウゴウなりとどろく、
汽罐
(
きかん
)
のうなり
音
(
おと
)
や、
車輪
(
しゃりん
)
のまわる
音
(
おと
)
や、いろいろの
蒸気機関
(
じょうききかん
)
の
活動
(
かつどう
)
するひびきをききました。
ぴかぴかする夜
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
ふりむきもせずゆきすぎようとしましたから、
彼
(
かれ
)
は
袋
(
ふくろ
)
の
砂
(
すな
)
をつかむが
早
(
はや
)
いか、
車輪
(
しゃりん
)
に
投
(
な
)
げかけました。
眠い町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「そうです。どこかでレールとすれ
合
(
あ
)
って、一つの
車輪
(
しゃりん
)
を
傷
(
きず
)
つけました。」と、
汽罐車
(
きかんしゃ
)
は
答
(
こた
)
えました。
負傷した線路と月
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたし
)
はどんなに、
疲
(
つか
)
れているかしれません。
毎日
(
まいにち
)
、
毎日
(
まいにち
)
、
遠
(
とお
)
い
道
(
みち
)
を
走
(
はし
)
らせられるのです。そして
昨日
(
きのう
)
は、いままでにない
重
(
おも
)
い
荷
(
に
)
をつけさせられていたので、一つの
車輪
(
しゃりん
)
を
痛
(
いた
)
めてしまいました。
負傷した線路と月
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“車輪”の解説
車輪(しゃりん、en: wheel)とは、車の輪。乗り物類の下にある円形の物体で、軸のまわりを回転し、地面上を容易に移動することを可能にする目的のもの。
(出典:Wikipedia)
車
常用漢字
小1
部首:⾞
7画
輪
常用漢字
小4
部首:⾞
15画
“車輪”で始まる語句
車輪麩
車輪状
車輪陣
車輪独楽